読売新聞西部本社編成部の谷内修三君に答える。

北風

追記
谷内君が、この回答にまた反論し、回答を要求している。 そういうことなら、なぜ、最もふさわしい場である「掲示版」を閉鎖したのか ? 理屈も行動も矛盾に満ちた堂々巡りである。(2003.10.31)


小生は、谷内君のホームページ上における、「反論を封じた不法なネガティブキャンペーン」に抗議したが、このページへのリンクをつけることを条件に抗議を撤回した。 何故ならば人の口に戸は建てられないし、これによって当方の「反論権」は曲がりなりにも「保証」されるからである。
後は読む人の判断だ。

【悪質な嫌がらせの内容】
今回の谷内君の主張は、全体として読めば「掲示板アネックスΩ」の存在そのものが、「悪質な嫌がらせ」であり、それがホームページ閉鎖の理由だということであろう。

しかし、これが、どういう因果関係で、君のホームページ閉鎖につながるかわからない。 喩えて言えば、小学生がホームルームで言葉に詰まって自宅に逃げ帰り、ドアに張り紙してカギをかけて閉じこもった態のもので、大人と思って応対していたわれわれとしては、苦笑いするしかない。

【なぜ、アネックスが生まれたか】
アネックスΩという掲示板そのものが君にとって「悪質な嫌がらせ」であるということは、とりもなおさず、この掲示板の運営方針が、君にとって「悪質な嫌がらせ」ということになろう。

「運営方針」はなぜこのアネックスΩが設置されたかということと不可分であるので以下に略述する。(谷内君は、小生と某が「共謀して開いた」といっている)

かつて、幾つかの掲示板上で自分を「批判する」気に入らない書き込みに対し、「管理者」あるいはレンタル掲示板業者に対し「嫌がらせ」をうけたとして「削除」を要求するということが頻発した。

この要請に対しプロバイダーは「管理者」に「善処」を要請するが管理者が削除を拒否した場合、執拗に善処要請が繰り返された。その結果 、悪法「プロバイダー法」を背景に事なかれ主義で定めた掲示板業者の「規則」をたてに、業者が「管理者」を「管理者不適格」として、その掲示板そのものを「抹殺」するということが少なからず発生した。

また、これによって関係のない多くの人の書き込みまで、永久に失われてしまうことになった。(さらに言えば、こうした「強制的な掲示板の抹殺」ばかりでなく、「管理者」の判断による掲示板の閉鎖も、書き込みを永久に失わせることになり、書き込みした人たちとの信頼関係を裏切るものだと考える)

そのため、一部では掲示板そのものの消滅を恐れ、削除の要請に一も二も無く応じ、あるいは事なかれと「批判者」をアクセス禁止にするなどの掲示板運営が行われるようになった。

これはレンタル掲示板の限界であり、インターネットの掲示板というさまざまな可能性を秘めた新しいメディアの芽を摘んでしまうことになりかねない、そう考えて独自にアネックスΩを設置したわけである。

したがって、アネックスΩの運営方針は、掲示板のことは掲示板で、言論には言論で、ということに尽き、管理を排した完全に自由で何人にも開かれた掲示板を志向している。

すなわち、アネックスΩは、(1)削除はしない(2)アクセス制限はしない(3)恒久的に存続することを目指し恣意的な閉鎖はしないという三原則で今後も運営される。これを「死守」することが、掲示板の設置者と参加者との最低の信頼関係の基礎であると考える。

しかし、谷内君はこの掲示板が、レンタル業者の掲示板のように、要求に応じて「削除」をしないことが「悪質な嫌がらせ」だと主張しているわけである。

【三つの要求にこたえる】

1)谷内君のホームページの「抗議文」に対し、勝手に自分の掲示板で反論したらよかろうという谷内君の主張はうけいれがたい。

「反論権」というものは、言及されたと同じ場所でそれを行使しなければ意味がない。君も過去にそういう主張をしていた。

2) 君が自分ではないと主張する「谷内修三」氏のIPアドレスを公開せよという要求は、お断りする。

また、誰によらず知りえたIPアドレスを本人以外に教えることはしない。他人のプライバシーを「売る」趣味はない。岡引根性は小生の最も軽蔑するところである。
もちろんアネックスのサーバ情報を君に教えるつもりもない。

3) アネックスΩの過去ログを「すべて弁護士と私(谷内君)に」引き渡せという要求は、お断りする。

こういう明らかに書き込みした人たちの「著作権」を侵害する要求は、谷内君自身の信条に照らしてもおかしかろう。まして、弁護士には要求もされていない。それに、過去ログは、谷内君を含め誰でも自由に見ることができる。

以上三点は、かつて君自身が強く否定していたことであることを、思い起こしていただきたい。


2003年10月27日現在の谷内君の「抗議文」はココ